賃貸マンションやアパートの入居者様が退去したあと、管理会社様やオーナー様が気になることの一つが、原状回復工事にかかる費用ではないでしょうか。
「原状回復工事にはどのくらいの費用がかかるのか」
「見積金額が適正なのか分からない」
「仕上がりを落とさずに費用を抑えたい」
このようなお悩みをお持ちの方も少なくありません。
原状回復工事の費用は、部屋の広さだけでは決まりません。クロスや床の状態、設備の不具合、入居期間、汚れや破損の程度などによって大きく変わります。
この記事では、福岡市を中心に福岡県内で原状回復工事を行う株式会社ハウスラボが、費用を左右する項目や見積書の確認ポイント、費用を抑える方法について分かりやすく解説します。
原状回復工事の費用が物件ごとに異なる理由
原状回復工事では、物件ごとに必要な施工内容が異なります。
同じ間取りの部屋であっても、室内の使用状況や入居期間によって、工事範囲は変わります。
例えば、比較的きれいに使用されていた部屋では、ハウスクリーニングと一部の補修だけで次の入居募集を始められることがあります。
一方、クロスの汚れや床の傷、設備の故障などが重なっている場合は、複数の工事が必要になり、費用も高くなります。
原状回復工事の費用に影響する主な要素は、次のとおりです。
- 部屋の広さや間取り
- クロスを張り替える面積
- 床材の種類と傷みの程度
- 設備の修理・交換の有無
- 建具や木部の破損状況
- ハウスクリーニングの範囲
- 廃材処分や荷物撤去の有無
- 使用する材料や商品のグレード
正確な費用を確認するためには、現地で室内の状態を確認し、必要な工事を整理したうえで見積もりを作成することが大切です。
原状回復工事の主な費用項目
原状回復工事の見積書には、さまざまな工事項目が記載されます。
代表的な費用項目を見ていきましょう。
クロスの張替え費用
クロスの張替えは、原状回復工事で依頼の多い施工の一つです。
費用は、基本的に施工する面積や使用するクロスの種類によって変わります。
張替えが必要になる主な例として、次のようなものがあります。
- 落書きや目立つ汚れ
- クロスの破れや剥がれ
- タバコによる変色や臭い
- カビや結露による汚れ
- 家具や家電によってできた傷
- 経年による大きな変色
室内全体を張り替える場合もあれば、傷んでいる壁面だけを施工する場合もあります。
ただし、一部分だけ新しくすると、既存部分との色の違いが目立つことがあります。見た目のバランスを確認しながら、部分張替えと全面張替えのどちらが適しているかを判断することが重要です。
床の補修・張替え費用
フローリングやクッションフロアの工事費用は、床材の種類、施工面積、下地の状態によって異なります。
軽い傷や小さなへこみであれば、全面的に張り替えず、部分補修やリペアで対応できる場合があります。
一方、次のような状態では、床材の張替えが必要になることがあります。
- 広い範囲に傷や汚れがある
- 水分による変色や膨れがある
- 床材が剥がれている
- 下地まで傷んでいる
- 補修跡が目立ってしまう
交換だけでなく補修という選択肢も含めて検討することで、仕上がりを保ちながら費用を抑えられる可能性があります。
建具や木部の補修費用
室内ドア、収納扉、窓枠、巾木などにできた傷やへこみも、原状回復工事の対象です。
建具をすべて交換すると、部材代や施工費が大きくなる場合があります。しかし、破損の程度によっては、リペアやシート施工などで対応できることもあります。
既存の建具を活かせるか、交換が必要かを適切に判断することが、費用を抑えるポイントになります。
水回り設備の修理・交換費用
キッチン、浴室、洗面台、トイレなどの水回り設備は、修理で対応できる場合と交換が必要な場合があります。
主な確認箇所は次のとおりです。
- 水栓からの水漏れ
- 排水の詰まりや臭い
- 換気扇の動作
- コーキングの劣化
- 便座やシャワーの不具合
- 鏡や収納部分の破損
部品交換や調整で改善できる不具合であれば、設備本体を交換するよりも費用を抑えられます。
古い設備の場合は、修理を繰り返すより交換したほうが、長期的な維持管理費を抑えられることもあります。
ハウスクリーニング費用
退去後のハウスクリーニングでは、キッチン、浴室、トイレ、窓、床、収納内部などを清掃します。
費用は、部屋の広さや汚れの程度、清掃範囲によって変わります。
エアコン洗浄、強い油汚れ、カビ、タバコのヤニや臭いなどがある場合は、通常の清掃とは別の作業が必要になることがあります。
見積もりを確認するときは、どこまでの清掃が含まれているのかを確認しましょう。
残置物の撤去・処分費用
室内に家具、家電、生活用品などが残されている場合は、工事を始める前に撤去や処分が必要です。
残置物の量や種類によって、運搬や処分にかかる費用が変わります。
残置物が多いと工事開始が遅れる原因にもなるため、退去後の確認時に早めに対応方法を決めることが大切です。
原状回復工事の見積書で確認したいポイント
見積書を受け取ったら、合計金額だけでなく、工事の内容や範囲も確認しましょう。
工事内容が具体的に記載されているか
「原状回復工事一式」のように、内容がまとめられた見積もりでは、どの場所にどのような工事を行うのかが分かりにくくなります。
施工箇所、数量、使用する材料、作業内容などが具体的に記載されているかを確認することが大切です。
数量や施工範囲が分かるか
クロスや床工事については、施工する面積や範囲を確認します。
部分施工なのか全面施工なのかが分からない場合は、工事会社へ確認しましょう。
材料費以外の費用が含まれているか
見積書には、材料費や施工費のほかに、既存材料の撤去費、廃材処分費、運搬費などが含まれる場合があります。
工事完了後に追加費用が発生しないよう、見積もりに含まれる範囲を事前に確認することが重要です。
追加工事が発生する条件が説明されているか
工事を始めてから、表面では確認できなかった下地の傷みや設備内部の不具合が見つかる場合があります。
追加工事が必要になったときの連絡方法や、費用の決め方についても確認しておくと安心です。
原状回復工事の費用を抑える5つのポイント
1.交換と補修を適切に使い分ける
費用を抑えるために重要なのが、すべてを交換するのではなく、補修で対応できる箇所を見極めることです。
床や建具の小さな傷などは、リペアによって目立たなくできる場合があります。
ただし、無理に補修すると仕上がりが悪くなったり、短期間で再び不具合が発生したりする可能性があります。
交換と補修のどちらが適しているかを、費用だけでなく仕上がりや耐久性も含めて判断することが大切です。
2.使用できる設備や部材を活かす
まだ使用できる設備や建具まで交換すると、工事費用が大きくなります。
清掃、調整、部品交換などで再利用できるものは、できるだけ活かすことで費用を抑えられます。
3.退去後すぐに室内を確認する
水漏れやカビなどの不具合は、放置すると被害が広がる可能性があります。
早い段階で確認して対応すれば、小規模な補修で済むこともあります。
また、早めに現地確認と見積もりを行うことで、募集開始までの工事スケジュールも組みやすくなります。
4.複数の工事をまとめて依頼する
クロス、床、設備、クリーニングなどを別々の業者へ依頼すると、それぞれの手配や日程調整が必要になります。
原状回復工事をまとめて依頼することで、工程を効率よく組みやすくなり、管理の手間や空室期間の削減につながります。
5.見積もりの安さだけで決めない
見積金額が安くても、必要な工事が含まれていなかったり、仕上がりが十分でなかったりすると、手直しや追加工事が必要になることがあります。
原状回復工事では、金額だけでなく、工事内容、施工範囲、仕上がり、対応の早さなども含めて依頼先を選ぶことが重要です。
工事費用と空室期間を一緒に考えることが大切
原状回復工事では、工事費用を抑えることも重要ですが、工事開始や完成が遅れて空室期間が長くなると、家賃収入にも影響します。
費用を抑えるために必要な工事まで減らしてしまうと、内覧時の印象が悪くなり、入居が決まりにくくなる可能性もあります。
反対に、物件の家賃帯や入居者層に対して過剰な工事を行うと、工事費用の回収に時間がかかります。
物件の状態、募集条件、今後の運用方針を考えながら、必要な工事内容を決めることが大切です。
福岡の原状回復工事は株式会社ハウスラボへ
株式会社ハウスラボでは、福岡市を中心に福岡県内の賃貸マンション・アパートの原状回復工事に対応しています。
クロスの張替え、床や建具の補修、水回り設備、ハウスクリーニングなど、退去後に必要な工事をまとめてご相談いただけます。
現地の状態を確認し、交換が必要な箇所、補修で対応できる箇所、クリーニングで改善できる箇所を整理したうえで、物件に適した工事をご提案します。
必要以上の工事を増やすのではなく、費用と仕上がりのバランスを考え、次の入居者様を安心して迎えられる室内づくりをお手伝いします。
福岡県内で原状回復工事の費用や見積もりについてお困りの管理会社様・オーナー様は、株式会社ハウスラボへお気軽にご相談ください。
よくある質問
原状回復工事は現地を見なくても見積もりできますか?
写真や間取り図などから概算を確認できる場合もありますが、正確な工事範囲や費用を判断するためには、現地確認が必要になることがあります。
小さな補修だけでも相談できますか?
はい。床や建具の傷、クロスの部分的な傷み、設備の不具合などもご相談いただけます。状態を確認し、適切な施工方法をご提案します。
見積もり後に追加費用が発生することはありますか?
工事開始後に、表面からは確認できなかった下地の傷みなどが見つかる場合があります。追加工事が必要な場合は、施工前に内容と費用を確認することが大切です。
工事費用を抑えるために、部分補修はできますか?
傷みの範囲や材料の状態によっては、部分補修やリペアで対応できます。全面的に交換した場合との仕上がりや費用を比較して判断します。
管理している複数の物件を相談できますか?
複数物件の原状回復工事についてもご相談いただけます。退去予定や入居募集のスケジュールに合わせて、工事内容と日程を調整します。
